
Vinyl Record Generator
私はよく、レコードというと、この話を思い出す。
私からすると、ものすごく昔のある日、共産主義圏の国家の若者は、資本主義圏の音楽を聴くために、廃棄されたレントゲンを丸く切り抜いてレコードにした話である。
当時、共産主義圏の国家では、資本主義圏のレコードは退廃的・堕落の原因として、規制した。さらに、プラスチックでさえ、規制品で、手に入れることは、ままならなかった。
そこで、病院で短期間の間で処理しなければならない、レントゲン写真を安価で手に入れ、そこに、オリジナルのレコードの音源を複製して刷り込んだのである。
レントゲン写真は、プラスチックより薄く、ペラペラとしている。音質も最低で、数回聴いてしまうと、プレイヤーの張りで摩耗して聞けなくなるという。
この数回しか聞けない、命懸けで手に入れた、レコードを聴く時間は何とも、幸福で濃密な時間だったのだろうか。
現代社会を生きる私の想像を超えるような満ち足りた時間だったのだろう。
しかし、私はそのような感動的な話に入り浸るより、レントゲン写真でもレコードを作れるなら、3Dプリンターでレコードが作れないわけがないという気持ちの方が私は強かった。
だから、今回、Vinyl Record Generatorを作り上げたのである。
Vinyl Record Generator について
現代になり、デジタル時代となった今、たくさんの楽曲が、いつでもどこでも、好きなように再生できる現代は、まさに夢のような時代である。
しかし、この便利さが新たなる弊害も、もたらしてきた。
これまでのどの時代よりも過ぎ去る流行は、人々に空虚さを撒き散らす。
音楽が行動に付き添うようになり、音楽を聴くという行動そのものが主体となることは無くなった。
とある書籍で、この空虚さの根源は音楽を所有していないということに起因すると読んだことがある。
私は、この文を読んだ瞬間、即座に思いついた。
「ならば好きな音楽をレコードにすることで、音楽を聴くという行動そのものを好きな音楽で行えるようにすればいいのでは?」
そこで、音楽の所有を行えるようにするため、Vinyl Record Generatorを作成した。
音楽を所有することは、その曲への思い入れや愛情を強めるだろう。
ただ、それ以上に、その音楽を聴くという作業そのものに集中する時間をもたらすこととなり、音楽が人々の心に休息と、豊かさを与えるという、本来の働きを取り戻すことになるだろう。
Vinyl Record Generatorによって、音楽を聴くという行動そのものに集中する機会が増えてくれれば、幸いである。


開発後記 (2026/5/22 17:30)
この製品の構想を思いついたのは、受験期間の間である。
しかし、受験が終わると、受験の間に考えていた別のプロジェクトを始めて、この製品開発をほったからしてしまった。
5月19日に友人と話している時に、この構想の存在を思い出して、その日のうちに開発させた。公開は5月21日になった。なぜ、こんなに期間が空いてしまったのか・・・
それは、私がサイトの構築という分野で圧倒的初心者だったからに他ならない。
コードはとっくに完成しているのに、サイトで公開できないというもどかしい気持ちを抱えながら、Oracle Shellとの格闘を2,3日繰り広げた後、とうとう公開が可能となった。
公開したあとも、サイトの安定化のために、Shellとの再戦を1日繰り広げ、とうとう、ついさっき(3時あたりに)完全な安定的な稼働に成功した。
これにて、私のShellとの戦争が終結した。
多分、別の製品を公開する時も、Shellとの格闘が始まると思うが、そんなことは忘れて、ひとまず、公開が成功したことの喜びを噛み締めたいところである。
作った意味はあるのか?
作った意味はない。ただ作りたかったから作っただけだ。


レコードプレイヤーは、ルームランナー
書くこと、もうないよ・・・